おしらせ
2017/01/05/(木)更新
【書評】えほん遠野物語『ざしきわらし』他が、「小説推理2月号」<今月のべストブック「幻想と怪奇」>で紹介!
東雅夫(評論家)氏による同誌連載<今月のベストブック「幻想と怪奇」>で『夜行』(森見登美彦:著/小学館)書評において、「作者言うところの・・・百鬼夜行小説にして幽暗なロードノベルであると同時に、古式ゆかしい百物語小説でもあったのだ!・・」と。そして、元祖ふるさと怪談のひとつとして、柳田國男の『遠野物語』を挙げ、『ざしきわらし』に言及しています。「・・・京極とのコンビで傑出した<あやしい絵本>を生み出してきた町田(尚子・画家)の内なる邪悪さが、今回は臆面もなく発揮されていて目を奪われる。そう、目・・・人も獣も妖怪も含めて大半の登場キャラクターが、金泥めく瞳を有している点が堪らなく怖ろしい。中略・・・ 京極による達意の再話と相俟って、『遠野物語』の本質を現代に伝える、得がたい叢書の完結を歓びたい。」と紹介しています。
『えほん遠野物語』全4巻の詳しい内容はこちら。